



1960年代から1970年代初めに製造及び使用された鋼構造物用の塩化ゴム系塗料の一部には、PCBが可塑剤として使用されていたことが知られています。
これらの塗料は廃棄物として保管されているものの他に、高度成長期の橋梁や建築物のように現在、まさに修理や改築が必要となってきている構造物に用いられています。
2014年9月に公表された「低濃度PCB含有廃棄物に関する測定方法」では、こうした橋梁等の塗膜くず(廃塗膜)についての低濃度PCB含有廃棄物としての測定方法が示されました。
今日は塗膜試料を採取するための前工程です。
調査対象である鋼鈑桁塗装橋の主桁WEBに塗膜剥離剤を塗布しました。