水門機械設備点検
水門機械設備点検では、様々な水門タイプの点検に携わっております。
電動 |
ワイヤロープウインチ式(ローラゲート、フラップゲート、起伏ゲート、スイング |
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手動 |
ワイヤロープウインチ式(フラップゲート、起伏ゲート) |
自動(水位差) | フラップゲート、起伏ゲート、マイタゲート |
河川施設では、毎年123施設(合計166門分)の点検を実施しております。海岸施設では、5年に1度の頻度で142施設(合計319門分)の点検を実施しております。
扉体
扉体の腐食状況や塗装の劣化状況などについて調査します。また、扉体昇降時の異音の有無や傾きの有無、水密ゴムの劣化状況についても確認します。戸当り
戸当りの腐食状況を調査し、扉体の昇降を阻害する貝殻なども撤去します。水密性を確保するため、下部戸当りに堆積した土砂も撤去します。開閉装置
ドラムギアの歯形に摩耗がないか、専用の歯形キャリパーを使用して確認します。同時に、ギアの歯当りやバックラッシについても計測します。また、扉体昇降時の異常な温度変化の有無を確認します。制動部では、ブレーキに支障が生じていないか、ライニングの摩耗を計測します。
電気設備
扉体の昇降時の電流と電圧に異常がないかを確認します。絶縁抵抗を測定する他、盤内配線、各種ユニットなど、設備全体の異常の有無を細かくチェックします。整備
サイドローラに給油し、扉体の円滑な昇降を促します。また、機械設備やワイヤロープの給油状態を確認し、必要があれば点検時に給油を施します。その他、開閉装置制動部(ブレーキ)の調整やワイヤロープのゆるみ調整、塗装不良箇所のタッチアップなども施します。