非破壊検査(コンクリート)
衝撃弾性波法による強度推定
従来のテストハンマーが対象としていない60N/mm2以上の高強度コンクリートにおいても信頼性の高い結果が得られます。非破壊ですので測定の自由度が高く、何時でも何処でも何回でも測定できます。
微破壊試験による強度推定
精度の良い試験方法ですが、割取り面の後処理を鑑みて(後処理を省略するため)、基礎などの施工後不可視部となる部位に設置することが多いです。
テストハンマーによる簡易強度推定
測定結果にばらつきも多く、圧縮強度の推定値の取り扱いには十分留意しなければなりません。あくまでも目安程度に留めておいた方が良い試験方法かと思います。
配筋状態及びかぶり測定(電磁波レーダ法)
装置から物標まで距離は、送信から受信までの時間差に媒質中の電磁波の速度を掛けて求められます。装置の車輪には距離計が組み込まれており、測定面上の起点から物標直上までの水平距離も測定できます。
配筋状態及びかぶり測定(電磁誘導法)
センサーが鉄筋上を通過すると二次磁界も増減しますので、これにより鉄筋位置を検出できます。また、鉄筋径の推定も可能です。非磁性体の検出はできません。